しっかり寝ているはずなのに疲れが抜けない。
体が重く、朝からだるい。
食事制限をしているのに体重がなかなか落ちない――。
そんな経験はありませんか?
ダイエット中の不調を「年齢のせい」「運動不足だから」と片付けてしまいがちですが、中医学ではこうした状態を「湿(しつ)」が体にたまっているサインと考えます。

「湿」がたまると、なぜ痩せにくくなるのか?
梅雨時期に空気が重く、洗濯物が乾きにくくなるように、
体の中に「湿」がたまると、代謝が滞り、エネルギーが巡りにくくなります。
中医学でいう「湿」とは、
- 体内で処理しきれなかった余分な水分
- 脂質や糖の代謝で生じた老廃物
- 粘液状になった不要物
が排出されずに残っている状態。
この「湿」は
✔ 体を重くする
✔ むくみやすくする
✔ 脂肪燃焼を妨げる
✔ 疲れやすく動きたくなくなる
といった、ダイエットの大敵になります。
ダイエット中の人は要チェック!「湿」がたまっているサイン
① 舌を見てみましょう
舌に白く厚い苔、ベタっとした苔がついていませんか?
また、舌のふちにギザギザした歯形がある人は、
👉 代謝力(脾の力)が弱り、水分処理がうまくいっていない状態かもしれません。
② 体臭・口臭が気になる
酸っぱいにおいや、こもったような体臭は
「湿+熱(炎症)」がたまっているサイン。
これは脂肪が燃えにくい体質とも深く関係します。
③ 便がスッキリ出ない
- 便がベタつく
- 便器に残りやすい
- 出し切れない感じがある
こうした状態は、腸内に「湿」が残っている可能性があります。
④ その他のサイン
- むくみやすい
- 常に体が重だるい
- 集中力が続かない
- 関節がこわばる
- 生理前に不調が強い
これらも「湿太り体質」の典型です。
痩せ体質に近づく!体の「湿」を減らす5つの習慣
① 水を「減らす」のではなく「巡らせる」
むくみが怖くて水分を控えていませんか?
実は、水分不足こそが代謝低下とむくみの原因になることもあります。
ポイントは、
- 冷たい水をがぶ飲みしない
- 温かい飲み物をこまめに摂る
これだけでも、脂肪燃焼の土台となる「脾(消化・代謝)」が元気になります。
おすすめ:
- あずき水(むくみ・脂肪燃焼サポート)
- とうもろこしのひげ茶(利尿・老廃物排出)
※農薬不使用のものを選びましょう
② 「水太り」を防ぐ食材を選ぶ
冬瓜・きゅうり・スイカなどの瓜類は、
体の余分な水分を外に出す働きがあります。
中医学で有名なのが**「四神湯(ししんとう)」**。
消化力を高め、体に不要なものを溜め込まない体づくりを助ける薬膳です。
「食べながら整える」ことが、リバウンドしないダイエットの近道です。
③ 顔・耳・こめかみのマッサージでむくみOFF
顔のむくみは「湿」の分かりやすいサイン。
- 耳の後ろ
- こめかみ
- フェイスライン
をやさしく流すだけでも、
✔ 見た目がスッキリ
✔ 老廃物排出が促進
✔ 小顔効果
が期待できます。
④ 汗をかく=脂肪燃焼スイッチON
湿を外に出す一番シンプルな方法は「汗」。
激しい運動でなくてもOKです。
- 早歩き
- 軽いジョギング
- ヨガやストレッチ
「じんわり汗ばむ」程度を習慣にすることで、
代謝・リンパ・脂肪燃焼が同時に整います。
⑤ 生活環境も「湿対策」
湿度の高い部屋は、体の巡りも悪くします。
- 除湿機を使う
- 洗濯物を部屋干ししすぎない
- 濡れた服や髪はすぐ乾かす
体の外と中、両方の「湿」を減らす意識が大切です。
体重より先に「体の軽さ」を取り戻そう
ダイエット=脂肪を減らす、と思われがちですが、
実はその前に必要なのは、
👉 「ため込まない体」「巡る体」に整えること。
体の湿が抜けると、
- 体が軽くなる
- むくみが取れる
- 食事量を減らさなくても変化が出やすい
そんな土台ができてきます。
「頑張っているのに痩せない」と感じている方こそ、
まずは体の中の“余分なもの”を手放すことから始めてみてください。

