体の食欲と、心の食欲
私たちが食べ物を食べたいと感じる食欲には2種類あります。
一つは、体を維持したり、成長させるために必要な「体の食欲」です。
しっかり食事を摂っているはずなのに、疲れたり、すぐにお腹が空く人は、栄養面を見直す必要があります。
そして、もう一つは、食べることで満足感を得たいという「心の食欲」です。
よく「甘いものは別腹」と言われますよね。
体では満足しているはずなのに、甘いものが食べれちゃうというのは、まさに「心の食欲」です。
また、「ヤケ食い」という言葉もあるように、人間にとって、食べるという行為は、体を維持するだけではなく、
ストレスや、不安や、不満を解消する方法でもあるのです。
食べ過ぎを防ぐためには、体の食欲が満たされた時点で食事を終えることが重要になってきます。
よく噛むことが大切
では具体的にどうすれば食べ過ぎを防ぐことが出来るのか?
それは、食事をとにかく良く噛むことです。
1口に30回噛むことを意識してみてください。
噛むのが面倒になるタイミングで食事をやめるときが、体の食欲が満たされたときです。
人間の満腹感を感じる満腹中枢は、噛むことによって分泌されるホルモンによって刺激され食欲が抑えられるのです。
噛むことは、食欲を抑えることの他にも、消化吸収を助け全身の健康につながります。
ちなみに1回の食事で噛む回数は、弥生時代が約4000回、鎌倉時代が約2600回、江戸時代が約1500回、現代が約600回と大幅に減ってきています。
時代とともに食生活が変わってきたためです。
咀嚼を増やす工夫
・始めに歯ごたえのある野菜をたっぷり食べる。
・一口を少なくする。
・一口入れたら、一端箸をおく。
・急がずゆっくり食べる。
・「あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・す」と噛みながら、3回心の中で唱えて食べると30回噛めます。
ストレスを溜めないことも重要
ストレスを溜めながらの我慢のダイエットはうまくいきません。
食べることを忘れるくらい熱中できる趣味を見つけたり、時には好きなものを食べる1日をあえて作るのも方法の一つです。
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